伝記ステーション   Art Bird Books

あの「夢」はどこからやって来たのだろう?

水不足と本不足の話し

syncrokun2009-09-01

今日は残暑でした。午前中、駒沢通り沿いにあるコンテナ倉庫と2往復。汗が玉となって流れ落ちました。往復には写真にあるように台車を使います。本の整理をしながらの運び込みです。時間がかかります。引っ越しのように一気にやると腰を痛めるはめになったり、倉庫や部屋がパンクしますしびっくりしてしまうので、日々増えたか増えないか分からない程度にそっと運び込むのです。例のお湯の中のカエルの原理です。これは本の移動にも使えます。本も情報を「写す」「移す」「映す」ことから、水のもつ潜在的な能力のオルタネイティブな情報保管装置ですから。学生時代からそうでした。毎月次第次第に、周囲に本が増えて取り囲まれてしまうのです。水に飲み込まれるが如く、本に飲み込まれ、30歳までは想像だにしなかった本屋のマスターを18年続けてしまったわけです。これを本に飲み込まれたと言わずなんというのでしょう。まあもっと飲み込まれている人など五万といらっしゃりでしょうから
知れたものですが。しかし、本には、水は大敵です。極度の湿気も大敵です。奥から湿気にやられてしまった写真集が数冊でてきました。ということは、本よりも、やはり水の方が強い!ということなのでしょう。そうなのです、世界中で、水不足だ、水ビジネスだ、とあちこちで聞かれるのに、本不足だ、という声はほとんど聞かれませ。しかしそこからがポイントなのです.....水は塩分を取り除けば大海からでも真水をつくれますが、本はそうはいきません。本当に凄い本は大量製造できないわけです....ところが、本にとっての疑似的「大海」なるものが登場してしまった。イナターネット、ウェブです。さあここからが大変な話になるわけです....