2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「子供の頃の思い出をたどるとき、単に懐かしいという以上にメランコリックになってしまう。それは、大人になってからもずっと引きずってきた。どうして、メランコリックになってしまうのか。その答えはやはり、分断に象徴される『在日』の境遇なしには考え…
最初の記憶は「誕生時の記憶」。父は茅ヶ崎駅前の映画館「大黒館」の支配人だったが、映画の斜陽化でバーを経営し実業家に。スウィング・ジャズとマンボと「歌謡曲」が大好きな父。桑田家は茅ヶ崎では最も早く洋楽LPをステレオで聴ける家。「歌でつながって…
黒澤明監督の遺作ともなった映画『まあだだよ』(1993年公開)は、内田百けんがモデル。還暦を祝ったのにまだ死なないので大学の教え子たちが集まってくるのが「摩阿陀会(まあだかい)」だった。最後は、隠れんぼをしていた少年がふと夕焼けを見上げるシー…
「空気を読む」少年だった宮藤官九。郎初恋の相手は同時に4人、チャートにしてひとり楽しむ。小学校6年、友達と「コント」をはじめる。契機は姉の聴いていた「スネークマンショウ」。「おれたちヒョウキン族」をかかさずチェック、「ビートたけしのオール…
サムスン経営を築いた男—李健〓(イゴンヒ)伝韓国のGDPのなんと20パーセント弱をも占めるサムスングループ(三星財閥)の一代前のリーダーで(2008年に辞任。特赦を受け2010年サムスン電子会長に復帰)、韓国の「ロックフェラー」とも呼称されることもありな…