伝記ステーション   Art Bird Books

あの「夢」はどこからやって来たのだろう?

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

デニス・ホッパー(2):祖母が週に一度連れていってくれた映画

祖母が週に一度連れていってくれた町の映画館 www.youtube.com D.ホッパーの両親はどうしてたかといえば、父ジェイ・ホッパーは鉄道郵便局員で、その仕事柄ほとんど家にいなかったといいますま。母マージョリーは、カンザス州のダッジ・シティで、プールを経…

デニス・ホッパー(3):演劇朗読コンテストで3度で優勝

弟の喘息の悪化で西海岸へ。カリフォルニア州の演劇朗読コンテストで3度で優勝 10歳の頃、カンザスシティのプールバーで小遣い稼ぎ デニス・ホッパー(2)からの続き: デニスが大好きだった農場から引き剥がされた先は、カンザス州とミズーリ州にまたがる…

デニス・ホッパー(1):カンザスの小さな農場から

祖母が週一度連れていってくれた町の映画館。9歳の時、ガソリンを吸って「幻覚」を見る はじめに: デニス・ホッパーは、”アンディ・ウォーホル”より、マルチプルだ2010年春、前立腺癌の転移で74歳で死去した60'sカウンターカルチャーのヒーロー、デニス・…

種田山頭火(2):一家の不幸は母の自殺からはじまった

父の遊蕩三昧、女遊びで、母はノイローゼに www.youtube.com 種田山頭火(1)から:家は三代で一変するといわれますが、まさに種田家の場合、祖父・治郎衛門から孫の山頭火の三代で、大地主からものの見事に無一文となります。漂泊の俳人・種田山頭火の句は…

種田山頭火(1)::季題も定型もない「自由律俳句」の訳

山口・防府の大地主だった種田家。父の遊蕩三昧、女遊びで、母はノイローゼになり自殺。中学時代、俳句に熱中、「文芸同人雑誌」を発行 www.youtube.com はじめに: 郷土からもがれた”根っ子”。 型破りの俳句を生みつづけた「漂泊の生涯」 俳人・種田山頭火…

スタンリー・キューブリック(3): 取り憑かれる気質

スタンリー・キューブリック: 取り憑かれる気質と「カメラの動き」 www.youtube.com スタンリー・キューブリック2)から: エイゼンシュテインの映画理論と撮影技術との出会い 「ルック」誌(オフィスは五番街にあった)の編集部は、夜間学校へ通い励むキ…

スタンリー・キューブリック(2): 美術教師が伝えた映画の可能性

人との交流は苦手だが、人の演技の撮影には深い関心 www.youtube.com スタンリー・キューブリック(1)から いつも35ミリ・カメラを首からぶらさげていた キューブリックは中学校の成績にみあった地元の公立高校のウィリアム・ハワード・タフト校に進学しま…

スタンリー・キューブリック(1):父が教えた「写真」と「読書」と「チェス」

映画『2001年宇宙の旅』や『時計仕掛けのオレンジ』『博士の異常な愛情』など、映画の境界線を押し広げた名作をうみだした映画監督スタンリー・キューブリック。作家J.D.サリンジャーやトマス・ピンチョンのように、社交を拒否し、映画の表舞台にけっして姿…

フリーダ・カーロ(2):フリーダの知的好奇心を刺激しつづけた父

父はたえずフリーダの知的好奇心を刺激しつづけた/写真スタジオの蔵書 www.youtube.com フリーダ・カーロ(1)から 「棒足フリーダ」とからかわれ、内向的に 小児麻痺から萎えた右足の機能を回復させるため、父はフリーダに、足を使うように木登りやボート…

フリーダ・カーロ(1):インディオの女性の「乳」で育ったフリーダ

フリーダは、インディオの女性の「乳」で育った。3歳の時、カーロ家の運命が暗転 www.youtube.com はじめにフリーダ・カーロは、18歳の時、バスの事故で足腰を串刺しにされて以降、47歳で亡くなるまで32回もの手術(主に背骨と右足)をしています。それだけ…

チェ・ゲバラ(4):南米の旅が「チェ・ゲバラ」と化す旅に

25歳、2度目の南米の旅こそ、「チェ・ゲバラ」と化す旅となる www.youtube.com チェ・ゲバラ(3)から: ペルーに入ったエルネストはチチカカ湖畔を抜けて目的地の一つクスコに入りました。クスコはエルネストが少年の頃から夢想してきた古えのインカ帝国…

チェ・ゲバラ(3): モーターサイクルで南米の旅に

モーターサイクルで南米の旅に 「冒険」や「旅」の本で埋まった本棚、 「一般書ABC順読書ノート」 チェ・ゲバラ(2)から続く: 第二次世界大戦がはじまった時、エルネストは12歳でした。父はアルゼンチン・アクションという組織に加わり、その時エルネスト…

チェ・ゲバラ(2):「スペイン内戦」を裏庭で疑似体験、読書する少年

「スペイン内戦」を裏庭で疑似体験、読書する少年 未熟児として誕生、すぐに肺炎に罹る チェ・ゲバラ(1)から: エルネスト・ゲバラ(これ以降、青人するまではエルネストと表記します)は、1928年6月14日、アルゼンチンの第二の都市ロサリオで生まれてい…

チェ・ゲバラ(1):ゲバラ家の本当の姿

ゲバラ家の本当の姿 「チェ・ゲバラ」のイメージが徹底的に変わる キューバ革命の立役者フィデル・カストルの右腕として活躍しただけでなく、世界の「レヴォルーション」に欠かせないシンボルとなっているチェ・ゲバラ。数年前にもスティーブン・ソダバーグ…

マイケル・ジャクソン(2):母と曾祖父の美声を受け継ぐ

きつく低賃金の仕事をしていた父は、「音楽」;ショービジネスに乗り出した www.youtube.com 弟たちとバンド「ザ・ファルコンズ」を結成。家での練習を見ていた子供たちジョーが北部のイースト・シカゴにまで来たのは、仕事ではなく父サミュエルの女癖のせい…

マイケル・ジャクソン(1):父と祖父は厳格な気質だった

マイケルの声は、母、そして母方の曾祖父の美声を継いだもの。USスチールの製鉄所に職を求め北上した両親の家族。祖父の厳格な気質を継いだ父ジョー www.youtube.com はじめに: 「This is it これだ!」と叫ぶまで、無我夢中になって「完璧」さをめざすわず…

アーサー・C・クラーク(3):本屋でH.G.ウェルズの『宇宙戦争』を立ち読み

お小遣いで買えず、昼休みに本屋で1週間かけてH.G.ウェルズの『宇宙戦争』を立ち読み。オラフ・ステーブルドンの『最後の、そして最初の人間』に<宇宙観>をくつがえされる www.youtube.com スリランカ・コロンボで暮らしていたアーサー・C・クラークのオ…

アーサー・C・クラーク(2):数件隣に住む家の家族から刺激を受けた「空想力」

www.youtube.com アーサー・C・クラーク(1)より: 第一次大戦中、母も「モールス信号」を解読する 「電信技手」だった クラーク家では、父だけでなく、母もまた第一次大戦中は、電気通信の世界に通じていました。母は大戦中、高速で発せられるモールス信…

アーサー・C・クラーク(1):母は「モールス信号」解読の「電信技手」

<strong>アーサー・C・クラークの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 父はかつて郵便局に務める「電気通信」技師、母も「モールス信号」解読の「電信技手」だった </strong> www.youtube.com はじめに: 奔放な「イマジネーション」と、 リアルな「サイエンス・ファクト」…