グラフ・ツェッペリン号：上空写真インスピレーション

1928年から39年までの11年間にわたり世界中の空を飛行し（日本にも、リオ・デジャネイロにも）当時もっとも成功した飛行船グラフ・ツェッペリン号の動画。このグラフ・ツェッペリン号に1930年代初期に、写真家マーチン・ムンカッチが乗船し、世界の空から撮影した。ムンカッチは静的だった写真に大胆なモーション（動き）を取り入れ、カーレースの写真で頭角をあらわしたので、その延長線上に、上空を移動する飛行船があるといえよう。昨日ピックアップしたロバート・スミッソンも「サイト」の予定地を確認するために飛行機から写真を撮ったりして（その時に墜落死）いたが、視点を一気に上空にあげBird's eye Viewにすればランドスケイプも（Spiral Jettyはまさに上空から見る作品）思考も、イメジネーションもたちどころに拡大する。その21世紀ヴァージョンがGoogle Earthだ。この時代の飛行船は、ナチが政権を奪取すると取り壊されアルミニウムは兵器に転用されていったようだ。マーチン・ムンカッチのこと、写真の詳細は、Art Bird Booksへ／http://artbirdbook.com/Noindexold.html/stockfolder/aStockMunkacsi.html