伝記ステーション   Art Bird Books

あの「夢」はどこからやって来たのだろう?

中国・雲南 少数民族からのインスピレーション

中国の雲南省は、今後インスピレーションを受けるエリアになるとおもいます。これまでは世界遺産になった麗江以外の映像はかなり限られたものが何かの報道や番組で流される程度で後は、一般的には一部の観光客や研究者たちの情報が入口になるくらいだったでしょう。雲南省は、少数民族舞踊の故郷でもあり、お茶の木の故郷(プーアール茶は少数民族ハニ族の間で古くから伝わっていたもの)であったり、かつて浅葉克巳さんの活動などで注目されたトンバ文字だってあります。この動画は、中国で一番人気の高いダンサーとしても多くの国民に知られている楊麗萍(ヤン・リーピン:雲南省大理のペー族出身)の素晴らしい踊りです。日本や米国でも公演しているそうです。昆明市で上演されている「雲南映像」というステージに出演していてそれを観に行く人も多いようです。「雲南映像」の民族ショーは、上海の「雑技」、北京の「京劇」と並んで人気のステージになっているようです。Youtube動画のお陰でこうした素晴らしいステージも一部ではありますが、観ることもでき、インスピレーションはますます放たれていくとおもいます。とにかく、どこぞに「ハイ、これをどうぞ」、とばかりに借りてみるものばかりだと(それはそれでいいのでありますが、私もまた大いに見ますが)どこか借り物のインスピレーション、イマジネーション、イメージ・メイキングになってしまうんじゃないかとおもうのであります。