伝記ステーション   Art Bird Books

あの「夢」はどこからやって来たのだろう?

サークル・アート・ショウ 円のinspiration!


こうした動画が結構たくさんあって、ほんとうに美術館やシアターといった感覚ががらりと変わってしまいます。もうだいぶん前でしょうか、この手のアート作品をみるには、東京だと西新宿・初台のNTTインターコミュニケーション・センターか、どこかの美術館の企画展に出向いて、各ブースにはいってのぞかなくては体験も知覚もできなかったのが、もはや懐かしい気分にさせられます。
もともとこの手のアートは、サイト・スペシフィックさがはじめっからないわけで、偏在的な方向を(ユビキュタスな)向いたアートなので、こうしたネット・メディアは、まさに環境としてはぴったりでしょう。なので、こうした動画がほんとうに沢山あります。しかも60年代、70年代の、伝説的なオプ・アートやコンセプチュアル・アート、ネオン・アートたライト・アートにはじまって、ブラック・ライト・アートやら、最近のLEDアートまで、2、3時間あってもまず見切ることは不可能です。
以前に、今も当店に70年代の光のアートだけを集めた作品集があるのですが、それが紙媒体ではどんなものかわからないですから、そうした書籍は、「資料」として有効価値をもつのみで、知覚し体験するにはまったくふさわしくないわけです。
そんなことより、こうしたもののなかから、自身にあった「ひらめき」やら「発想」につながるものが一つあれば、まずはよしとするところから再びはじめてみるのがいいでしょう。
今日は一日中、雨ですから「知覚の散歩」ときめるしかありませんので。