マン・レイ映像「Emak Bakia-シネポエム」1926年
Emak Bakiaはスペイン・バスク語で、Leave me Aloneの意味。この意味とは別にthe Female(gives) the Peace(女性が平和を与える)という意味も。とにかくこの映像は見なくちゃならんです。インスピレーションが湧きに湧いてきますよ!! マリナーズのイチローが、先日のインタビューで、”バッティングは常に動いている”と語ってましたが、まさにこの作品は夜のネオンやピカソやマン・レイじしんの彫刻や女性の脚や車や水のすべてが流動的でじっと止まっているものはありません。サブタイトルは「cinepoem」。レイヨグラフやダブル・イクスポージャー(多重露光)など意欲的にもちいています。前年の1925年にマックス・エルンストやパウル・クレー、ピカソらと第一回シュールレアリスム展に参加した翌年の作品です。後半、女装するDADA詩人のJacques Rigautがでてきます。彼は30歳の時にピストルで心臓を打ち抜いて死んでしまいました。登場する女性は、マン・レイと恋に落ちたKiki deモンパルナソス(Alice Prin)。マン・レイについて詳しくは、http://artbirdbook.com/Noindexold.html/stockfolder/aStockManRay.html