伝記ステーション   Art Bird Books

あの「夢」はどこからやって来たのだろう?

モロッコ・マラケシュの植物ガーデン:イブ・サン・ローランが眠る


ロッコマラケシュにあるマジョーレル・ガーデン(Majorelle Garden)には、昨年亡くなったモードの帝王イブ・サン・ローラン氏の遺灰が撒かれた場所だが、後で知ったのだがこの美しい庭は、イブ・サン・ローラン氏が1980年に買い取ったものだった。元々はフランスがモロッコを植民地にした時(1924)、国外に追放されていたフランス人アーチストの Jacques Majorelleによってデザインされたという。1947年には一般に公開されるようになり、1962年に氏が亡くなった後は荒れてしまっていたという。それをモロッコにしばしば訪れていたイブ・サン・ローランが聞き及んだ。イブ・サン・ローランは晩年はずっとモロッコに住んでいた一つの理由は、この美しい植物ガーデンのせいだったにちがいない。庭は動画でもわかるようオリエンタルな雰囲気で満ちている。竹林もある。そしてbleu Majorelleと呼称される建物の青とのコントラストが映えている。今年、中目から近くの青葉台にある旧朝倉邸の庭に2度行ったが(100円で開放されてます。邸宅内にも入れます)、これまたゆったりした時間が流れていて心地よかったです。11月の秋の紅葉の時が一番いいらしいです。