インディアン・チャント inspiration!
上の画像は米国ニューメキシコ州で撮影されたインディアン・チャントのものです。とにかく民族衣装も含め惹き込められます。もうずいぶんと前になりますが書籍の仕入れによく行っていた時、アルバカーキーから、フラッグスタッフ〜グランド・キャニオン〜北米大陸の古人類の住処のあるメサ・ヴェルデ、サンタ・フェあたりをぐるりとレンタカーで3泊ほどとってまわったことがありますが、荒涼とした風景にしろ、そこの人々の暮らしや、流れている音、色、匂いとすべてに包まれ、それでいてふきっさらしの中にポツンといるようなダブル・イメージを抱いたものです。小さなモーテルを経営しているインディアンを祖先にもつひとびと、そこを通過していく旅行者に英語で話をする彼ら、暮らしや文化の変化を受け入れながら生き抜いていく人たち、さまざまな活動、生活をする人たちがいました。もう1世紀以上前になりますが、写真家のエドワード・カーチスは、ご高齢のインディアンの女性の写真を撮りはじめました。その女性はある部族のネイティブ・アメリカンのリーダーの娘(その時は95歳)でした。そのお婆さんもまだ若い白人の20代の男の心を受け、何度も彼の前に、カメラの前に立ちました。この出会いが、その後、写真集や多くの書籍で眼にするようになるネイティブ・インディアンの古い写真群を生み出していきます。一人のインディアン、あるいは写真家を深くとおしてみると、広い世界に出ることになります。写真家エドワード・カーチスをもう少し知りたい方はこちらへどうそ。http://artbirdbook.com の写真家の「マインド・ツリー」より