常緑広葉樹林のルーツ。マレーシア・キナバル山へ
アルピニスト野口健氏が今年の1月6、7日に1泊2日で、マレーシアの最高峰キナバル(4095メートルもあります)に登ったときの映像です。この山は、じつは日本の常緑広葉樹林のルーツになっているといわれており、海抜1000〜2500メートルあたりでは、日本の常緑広葉樹林の生育する種が100種以上あります。動画の最初の映像は、日本のそこらあたりの裏山の植生とそっくりです。常緑広葉樹は、ブナ科のシイノキやカシ、クスノキ、ツバキ科などです。このキナバル山があるカリマンタン島あたりは熱帯多雨林と呼ばれる森林が育つ場所として知られているそうです。日本人のルーツと同じように、日本の森林のルーツのひとつも南方からやってきた、ということが分かります。