塩湖のユニ湖のあるボリビアとチェ・ゲバラ
上の動画は、ボリビアにある世界最大の塩湖のユニ湖。TVなどでもしばしば登場しているのでむろんご存知の方も多いはず。動画には湖畔の塩岩でできたホテルも紹介されていて、他では見ることのなかった内容も含まれています。さて、このユニ湖のあるボリビアですが、1967年に革命戦士チェ・ゲバラが最後のゲリラ戦を戦い、最終的にボリビア陸軍と米国CIAの連携(米国軍特殊部隊)で、足を撃たれ逮捕されました。その翌日に尋問されたかとおもうと、射殺されました。39歳でした。チェがこのユニ湖を見たかどうかはしらないが、10代後半から、喘息もちながら(医師となった20代にも)、単独や友人と南米各地をモーターバイクやモーター付自転車で旅を何度もくりかえしているうちに、グアテマラ革命で出会ったり、各地の人々やインディオたちの暮らしの実情や、インカ帝国の遺跡を研究したり、旅先で妻となる女性と出会ったり(ペルーから亡命してきた革命戦士だった)、また彼女を通してフィデル・カストロと出会うことになる。同じく南米の広大なエリアに渡る旅を、後に写真家のセバスチャン・サルガドもしました。むろんゲバラもサルガドも、グローバル・ツーリズムではなく、もっと地つづきの、しっかり眼をひんむいて人々の暮らしや日常を知る旅ではありましたが。
さて、旅といえば、私も20代の時は、30代、40代と、どんどん世界中を旅するぞ、とおもっていた記憶がありますが、なかなか行けなくなっている状態に苛立つこともでてきます。実際の生活やら仕事との折り合いが難しくなってきます。30代は書籍の仕入れも兼ねてよくしましたが、40代はほんの少しばかり。いろんな状況が重なってそうなっていますが、2011年以降はまたうまくシフトできれば、と思う次第... 実際の旅から感受するインスピレーションはまた種類が違いますから。