伝記ステーション   Art Bird Books

あの「夢」はどこからやって来たのだろう?

2016ブラジル・オリンピック・マスタープラン・インスピレーション


2016オリンピックはブラジルに決定しましたが、そもそもブラジルのマスタープランをどれほどの日本人が見たことがあるでしょうか? 石原都知事は日本のプレゼンテーションが一番よかったといって(私も観て小さなサプライズもありその面も一部ありますが)、このブラジルのマスタープランを映像で観るかぎり、圧倒的にワクワクさせてくれるのはブラジルのマスタープランです。ぜひ一度見てみてください。石原都知事は、敗北後「目に見えない力学がはたらいていた」ととぼけたことを言っていましたが、つまりそれは世界の大きなうねり、ワールドストリームを感じる感度が低かったと、告白しているようなものです。オリンピックと「環境」はタイミング的に知的関心を引きはしましたが、だいたい例えばオリンピックではなく「サッカー・ワールドカップ」にしましょうか、あの恐ろしく情熱的な「サッカー・ワールドカップ」にどうだといわんばかりに「環境」のテーマを振りかざしますか?(日本は確か2010年のワールドカップ単独開催を計画していて来年2月頃までに立候補するかしないのか最終決定しなくてはならないらしく、そちらはやめといた方いいでしょう。また莫大な誘致経費がかさむわけです。このままだと中国がいきそうだし、この前、韓国・日本で開催したばかりで、アニメの殿堂以外で、やるんならもっと他の独自の大イベントやプロジェクトを計画した方いいですよ)それと同じことで、オリンピックは5大陸の友愛と情熱の発露ならば、オリンピック最後の未大陸で開催は、誰がどうみても、どんなアイデアを東京がプレゼンしても、はなっからかなうわけがないのです。その5大陸の友愛を犠牲にして、「環境」だ、と素晴らしく語っても3億人のブラジルのみならずさらに数億人の南米の人々を感動させることはないでしょうから。そして環境は、わざわざオリンピックで持ちださずとも、そんなのはもう前提で折り込みずみくらいの大きな変革期、踊り場にいるわけで、前提くらいになってないと世界中をワクワクさせることなど100%できません。「目に見えない力学」は石原都知事の頭の中だけにしておいて欲しいものです。